思いはつながる

 北海道へき地複式教育研究大会後志大会から帰ってきました。3連休と合わせて、1週間ぶりに児童の声と笑顔に接しました。

 さて、3・4年生の皆さん。このブログの1号前のクイズの答えはわかりましたか?

 3・4年生は「総合的な学習の時間」にJAきたみらいさんの「玉ねぎ・馬鈴薯選果場」を見学しました。その時に、出荷される玉ねぎの箱にみんなでお手紙を入れました。日本のどこに送られるのかはわかりません。手紙には「どこに住んでいる方ですか。」「どこから買ってきたのですか。」「食べた感想を教えてください。」といった質問を書いています。私たちの地域の玉ねぎが、どこで、どのように消費されているのかを知ることができます。切手と学校宛の封筒を一緒に入れています。子どもたちは、ワクワクしながら待っていました。

 9月18日にニセコ町の「ようていニセコ市場」さんから3年生のKちゃん宛にお手紙が返ってきました。ニセコ町・・・という住所を見て、9月20日・21日に開催される研究大会の会場から近いことがわかりました。そして、9月19日にお手紙をくださったお店の方にお会いすることができました。








店主の川村さんご夫妻です。Kちゃんからのお手紙を、見せてくれました。


 運命と言いますか、奇跡のようなつながりを感じました。何かを伝えよう・発信しようという思いが、一度もお会いしたことのない方に届き、思いを受け止めて返してくださったのです。思いはつながるということをあらためて考えました。

 わたしたちの身のまわりには、いろいろな違いがあります。国や文化、言語、地域性、肌の色、年齢、性別、学校・・・違って当然です。その中で、思いがあれば日本中、世界中につながる可能性があることがわかります。

 今日も、お手紙が届きました。児童が発信したことに、お忙しい中答えてくださる皆様に感謝いたします。(記:天野)