学び続ける教師

 私たち教師の仕事で、授業づくりはとても大切です。私たちの仕事の本分、生命線といっても過言ではありません。直接、授業をしない学校職員も、子どもたちの学力と体力、豊かな心を育むために日々の仕事をがんばっていますから、授業づくりに関わっていると言えます。

 今日は、養護の先生が5年生と6年生の保健の授業をしました。授業の指導案といって、授業のねらいや授業の進め方、配慮事項などを紙面に表したものを作っています。その授業は、校内の教職員が見てアドバイスをしたり、共に学んだりします。
 
 6年生の授業は「喫煙の害と健康」です。喫煙が健康に及ぼす害について考え理解することがねらいです。

たばこを吸っていると、体にどんな影響があるのかを考えています。

受動喫煙についても考えます。

喫煙・禁煙・分煙について考えました。

学校に掲示しているポスターの意味を考えました。

先生方が授業を参観します。


 5年生は「けがの防止」の授業です。けがや事故の多くは、人の行動の仕方や周りの環境が関わり合っていることを学びます。

授業の初めに「3694」「148」という数字を見せ、何の数字なのかを予想しています。

教科書の絵の中から、事故やけがにつながりそうな場面を探しています。


先生は、児童が「危険を察知できているのか」を見ています。

この絵には、事故やけがにつながりそうなところがたくさんあります。

付箋に書いた自分たちの考えを分類しています。

人の行動が事故やけがの原因となっている付箋をまとめました。

 
 養護の先生として、児童の心身の健康や健康づくりの指導、保健室経営にも積極的に関わっています。保健指導に関わる掲示板には、いつも手作りのもので子どもたちに呼びかけます。
 よい授業は、児童と教師との人間関係が基盤です。積極的に授業をし、学ぼうとする姿勢も立派です。その授業を先生方全員が見て、共に学びアドバイスもしています。
 授業づくりに終わりはありません。私たちは、これからも学び続けます。(記:天野)